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会社ホームページに使える英語表現!間違えると恥ずかしい32選
WEBサイトにおいて、構成や内容における「訴求力」やそれを表現する「デザイン力」というのはもっとも大切な部分です。そのデザインに関係してくるポイントとして、「英語表現」というものがあります。これは必須項目ではないにしろ、デザインをする上で重要なポイントになります。
たとえば、サイトをおしゃれに見せたい、サイトの重厚感を増したい、サイトに雰囲気を持たせたい、サイトのバランスをとるため等、さまざまな意図により使用されると思います。その内容を読む人は少ないかもしれませんが、間違った表現をしていては恥ずかしいですし、サイトの雰囲気を崩してしまう可能性もあります。
そこで、文法的に正しい簡潔で適切な表現をリストアップしてみましたので、デザイナーさん(及びディレクター)のみなさんは、ぜひ参考にしてみてください!
覚えておくべき英語表現【厳選32】
WEBサイトといってもその種類はさまざまで、サービスや業種、企業の数だけ存在します。今回はどのサイトでも使用できるような一般的な英語表現の事例をリストアップ形式で紹介いたします。 ただし、正式な英語表現とは少し違うものもあるかもしれません。あくまでも、ここで紹介する英語表現は日本人に向けてのものですので、ある程度意味の通っているわかりやすい表現をまとめています。
■ページ名(コンテンツ名)に多い表現
- 実績 Works
実際の仕事が「作品」として紹介されるような場合に適切だと思います。また、実績はひとつではないと思うので、複数形の表現にしましょう。
例:WEBサイト、建築物、印刷物、広告などの制作物 - 事例 Cases
実際に何かを行ったり解決した事柄を紹介する場合に適切です。また、事例もひとつということはないと思うので、複数形で表現します。
例:Aさんの場合、○○さん邸の場合など - よくある質問 FAQ / Q&A
Frequently Asked Questionsの略です。「よく尋ねられる質問」という意味です。場合によっては、Q&Aという表現も使われます。
- 会社情報 Company / Company info / Company profile / Corporate Info
Companyで十分伝わると思います。また、場合によっては、Info等に短くしてもいいと思います。
- 会社概要の意味合いであれば、Company overviewという表現でもいいでしょう。
- お問い合わせ Inquiry / Contact us
Contact usと文章形式にしても大丈夫です。他の英語表現とバランスを見て調整、という感じでしょうか。
- ブログ Blog / ○○’s blog
○○の部分に個人名や会社名等を入れて、よく使われます。
- 新着情報 News / Latest information / What’s New / New arrivals
どの表現でもいいと思います。What’s Newは比較的一番元気な印象ですので、この部分を目立たせたいという際には適しています。
- 初めての方へ For beginner / For new customer / For guest / For visitor
特にこれという表現はないのですが、上の中から選べば特に問題ないと思います。また、○○へという表現なので、頭にはForをつけてください。
- 料金 Price / Fee / Charge
Priceは広く一般的に使われるので無難な表現です。Feeは、入学金・授業料などによく使い、ChargeはPriceと同じような扱いです。
- 取り扱い商品 / 製品 Products / Our products / Goods
一般的にはProductsを使用するのが無難かと思います。また、取り扱っている商品が1点ということはないと思いますので、複数形が適切です。
- 新商品 New products / Latest product
当社の新製品という場合は、Our new productを使いましょう。
また、つい最近発売したというような最新というニュアンスを強めたい場合は、Latest productを使うといいでしょう。
- 事業内容 / 事業紹介 Services / Our services / Our business / Projects
これという表現は決まっていませんが、どの業種にも当てはまりやすいのはServicesです。
- ○○の強み The feature /strength /advantage of ○○
いくつも強みがある場合は、The features of ○○と複数形にします。また、3つの強みというように数が決まっている場合には、The three features of ○○とし、数を明確に出すこともできます。
- ○○が選ばれる理由 The reason why ○○ is chosen
複数形や数が決まっている場合の表現は、上の○○の強みの場合と同じルールです。
- 無料相談 Free consultation
この表現自体あまり使わないと思いますが、あえて挙げるとすればこの表現がわかりやすいと思います。
- ○○について About ○○
ホームページでの、About us等のページでは、会社のストーリーやミッション、ビジョンなどを伝えるページとして用いられることが多いです。
- (その他)
- 求人情報 Recruit / Recruitment
- スタッフ紹介 Staff
- アクセス Access
- サイトマップ Sitemap
- サイトポリシー Site policy
- プライバシーポリシー Privacy policy
- お見積り Estimation
- キャンペーン情報 Campaign
■文章表現
WEBサイト上でよく見かける文章表現をいくつかピックアップしてみました。今回は下の8つを参考にしてみてください。
- わたしたちにお任せください。
Please leave everything to us.
Don’t worry about anything, we’ll take care of you.
- わたしたちが全力でサポートします。
We support you with the best skill.
We do our best to support you.
- みなさまに安心して通っていただける○○医院です。
We make our place comfortable for each one of you.
We hope everyone to feel relieve at ○○.
- わたしたちといっしょに働きませんか?
Why don’t you work with us?
How is that working with us?
Shall we spend the time together here?
- ○○についてもっと知りたい
We’d like to know more about ○○.
We are happy to learn more about ○○.
- よりよい未来のために
We bring you the best future.
For your best future.
■これは避けたいNG表現!
【単語を日本語の順番通りに並べただけ…】
これはもっとも格好悪い例ではないでしょうか。これがうまくいく場合もあるかもしれませんが、大半は残念な結果になってしまいます。下に2例を挙げて、なぜダメなのかを簡単に説明します。
①充実のアフターサポート
× After support of enhancement
○ We offer you the best user support
アフターサポートというのは和製英語で、英語の場合ですと「サポートの後」という意味になってしまいますので、全く意味が伝わりません。ダイレクトに訳すのが難しい場合は、文章に直してあげれば簡単です。
②こんなことでお困りではありませんか?
× Not the Need help with this?
○ Are you struggling with these problems?
日本語の場合には、主語が抜けていることが多いです。そこで、主語を付けて「あなたはこんなことでお困りではありませんか?」としてから、翻訳することによって、中学英語くらいの英語力でも簡単に翻訳することが可能です。
★ここでワンポイントアドバイス
自分で簡単な翻訳を考えないといけないという場合、あえて直訳しないことがポイントかもしれません。直訳するというのは、簡単なようでとても難しいのです。なぜなら、日本語と英語の表現は根本的に異なり、伝え方が違うので直訳できないことが多いからです。 一度、日本語の表現をかみ砕き、主語を付けたり、形容詞や副詞を足して、一番簡潔なきちんとした文章に言い換えてみます。すると、英語に訳した際に割とうまくいことがよくあります。(実はわたしもこうしています。) また、このようにすると、そのまま翻訳サービスに入れた際にも、言い切るような表現を入れた時よりもきれいな表現が出てくることが多いでしょう。
まとめ
初めに述べた通り、デザインクオリティを上げるため、見やすくするためなど、さまざまな理由により英語表現は重要です。また、Google翻訳などを活用することはよいのですが、全体の意味がつながっていない「文法ミスした表現」を使ってしまうとサイトの説得力も落ちてしまいかねません。
そうなってしまうと、せっかくのいいサイトを壊してしまうことに繋がります。それは絶対に避けたいところです。
ぜひ上に挙げた例や翻訳のワンポイントを今後の参考にしてみてください。また、今回は一般的な表現についてまとめましたが、次回はもう少し専門的な「士業」「歯科」などのサイトでよく見られるような英語表現についてまとめてみたいと思っています。