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WEBディレクター必見! デザインのクオリティを上げるコミュニケーションテクニック

ディレクターのみなさん、デザイナーとのコミュニケーションで困るときはありませんか?

「タイトなスケジュールの仕事、どうしたら快く受けてもらえるだろう」「クライアントから大幅な修正指示が入った。どう伝えるのがいい?」

私は現在ディレクターの仕事をしていますが、元々デザイナーをしていたので多少なりともデザイナーの気持ちがわかります。

そこで、デザイナー時代の経験をもとに、デザイナーとのやり取りを円滑にし、心地良くベストな仕事をしてもらえる言葉をシチュエーション別にご紹介します。

人それぞれ、どんな言葉に好感を持つかはまちまちですが、伝えればほとんどの確率で嬉しいと感じ、よい仕事をしてもらえると思います。

1.依頼時

デザイナーに気持ちよくデザインしてもらうためには、プレッシャーではなく信頼の気持ちを伝えてください。そうすれば、デザイナーは余計なことを考えずに、素直に目の前のクオリティだけを追求することができ、その後の修正やブラッシュアップ等も円滑に進めることができます。

例)
「この前の○○ありがとうございました。今回もお願いします!」

また、デザイナーにもそれぞれ得意なジャンルがあります。依頼時にひと言添えることによって、デザイナーの自信にもなり、「だから自分が選ばれたんだ!頑張ろう!」とプレッシャーにならない程度に期待を伝えることもできます。

例)
「このテイストは、〇〇さん得意ですよね!」
「企画段階でデザイナーは絶対○○さんって決めてました!」

2.作業時

イメージ通りのものが上がってきた時は素直に感じたことを伝えましょう。「良いところ」も「悪いところ」も、デザイナーにとっては重要な情報になるので、どこがどう良いのか、悪いのかを具体的に明確な言葉で伝えることが大切です。

例)
「お店の雰囲気が良く出ててイメージとピッタリです」
「やっぱり○○さんに頼んでよかった!」
「このテクスチャーの雰囲気がいいですね!」
「細かい作りこみが信頼感を生んでます!」
「考えて作ってもらえて助かります!」

また、イメージと違うものが上がってきた時は、頭ごなしに「違う」というだけではよりよい方向転換ができません。

そんな時はデザインの良いところを伝えつつ、修正点などこちらの希望を伝えましょう。ただ、オブラートに包みすぎるとデザイナーに修正する意図が伝わらないので、理由をしっかりと説明することが大切です。

例)
「これもいい感じですが、ターゲットが〇〇なので△△な感じにしてもらえますか」

3.提出後

クライアントの受けが良かった時は、いただいた感想やその時の状況を伝えましょう。デザイナーの自信になりレベルアップに繋がります。

例)
「お客様がデザインがかわいいって喜んでましたよ。特にこのあしらいがよかったみたいです」

また、クライアントの受けが悪かったときは、デザイナーのせいではなくヒアリングできなかった自分のせいです。素直に謝って、修正してもらいましょう。

例)
「すみません!デレクションが悪かったです!」

4.完了後

完了後は、ポジティブなことはすべて伝えましょう。ディレクターだけでなく、デザイナーも売上げやコンバージョンなど、結果につながれば嬉しいものです。また、クライアント以外の第三者、例えばユーザーからの言葉も、多くの人に見てもらえていて嬉しいと思えるポイントの一つです。

例)
「リニューアルしてからお問い合わせが増えたよ!」
「ほかのサイトも依頼してもらったよ!」
「ユーザーからもデザインがかわいいって感想があったみたいですよ!」

まとめ

いかがでしょうか。

当たり前かもしれませんが、デザイナーが“その気になる言葉”は、仕事を頼む側が感謝の気持ちを持っていれば自然に出てくる言葉です。しかし、あえて言葉にして何度も繰り返し伝えることで、デザイナーは自信を持ち、レベルアップに繋がります。そして、ひいては依頼した仕事のクオリティアップにも繋がってゆくのです。

最初は照れるかもしれませんが、褒められて嫌な気になる人はいません。デザイナーとの良好な関係を構築し、さらなるレベルアップを目指して、さっそく実践してみませんか。