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ストックフォトで効率的に素材を検索するコツ
ストックフォトサービスを利用してデザインに使用する素材を探す際に、イメージ通りの素材を探すのに時間がかかってしまうことはありませんか?キーワードを一つで検索しただけでは検索結果が膨大なものになってしまい、いつまで経ってもイメージしている素材までたどりつかず、作業が進まないことも……。今回は、ストックフォトサービスで効率的に素材を検索するコツをご紹介したいと思います。「PIXTA」と「Adobe Stock」に絞り、それぞれのサービスの特徴を掴みながら、検索方法についてご紹介いたします。
01. どちらを使えばいい?それぞれのサービスの特徴
今回ご紹介する、ストックフォトサービスは以下の2つになります。
PIXTA
■POINT
日本人向けのサービスなので、人物の画像に強いサービスです。
Adobe Stock
■POINT
素材が豊富で幅広い素材がそろうサービスです。
02. Webサイトでの写真の役割
写真は2種類の用途があります。用途を理解してから選定しましょう。
イメージや雰囲気を伝える写真
サイトの第一印象を決める、雰囲気や情感の強い写真です。よくメインビジュアルやキービジュアルに使用されています。写真を見た人にイメージや印象を想像力を刺激するような写真です。
説明や正確さを伝える写真
イメージや雰囲気を伝える写真とは違い、演出がなく、わかりやすく受け手に事実を伝える写真です。この場合の多くは商品にフォーカスを当てた写真が多いです。
03. PIXTAの場合
PIXTAは、カテゴリーで登録されているので、下記のページからの検索が便利です。
①業界から探す
さまざまな業界がカテゴリー化されています。クライントの業種に適した写真を選定できます。
業界別おすすめ素材
https://pixta.jp/biztype
②背景から探す
屋内、屋外、オフィス、ビル、店、草原、海など背景を選択しての検索が可能です。
(例)ビル 人物
https://pixta.jp/tags/%E3%83%93%E3%83%AB%20%E4%BA%BA%E7%89%A9?search_type=1)
③目線|向き|位置から探す
見上げる
https://pixta.jp/tags/%E8%A6%8B%E4%B8%8A%E3%81%92%E3%82%8B
横顔
https://pixta.jp/tags/%E6%A8%AA%E9%A1%94
後ろ姿
https://pixta.jp/tags/%E5%BE%8C%E3%82%8D%E5%A7%BF
全身
https://pixta.jp/tags/%E5%85%A8%E8%BA%AB?search_type=1
マクロ
https://pixta.jp/tags/%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%83%AD?search_type=1
俯瞰
https://pixta.jp/tags/%E4%BF%AF%E7%9E%B0%20%E4%BA%BA%E7%89%A9?search_type=1
04. Adobe Stockの場合
Adobe Stockは、素材の登録数と検索機能が優れていますが、日本に特化したサービスではないので英語で検索すると選択肢が広がります。
①高度な検索機能
- 絞り込みフィルターの被写界深度の調整で背景がぼけた写真を検索できます。
- キーワードにブール演算子(AND、OR、NOT)を組み合わせて検索をすることが可能
②イメージや雰囲気を伝える写真を見つける為にオススメのキーワード
「頭でイメージはできているけど、どんなキーワードで検索したらいいのか分からない」という人のために魅力的な画像が見つかる確率がグっと上がるオススメのキーワードをご紹介します。
bokeh
=「ボケ」背景や合成素材によく使われる「ボケテクスチャ」やボケ味のある写真を見つけることができます。光をぼかしたような、抽象的なボケ画像が多いです。
aerial
=「空中の」空撮の写真が多く見つけることができます。デザインで規模感をアピールしたいときにおすすめです。
long-exposure
=「長時間露光」シャッター速度を長く設定する撮影方法のことです。星や夜間の道路、自然など、時の流れの速さや、味のある雰囲気を演出できます。
urban
=「都会的な」現代的でカッコいい写真が欲しいときにおススメです。
abstract
=「抽象」背景画像として使いやすそうな抽象的な画像を見つけられます。
geometry
=「幾何学」上記の「abstract」に比べて、よりシャープな印象の画像や、パターン画像などが多く見つけられます。
blurred
=「ぼやけた」上記の「bokeh」とは少し違い、背景写真などがぼやけた写真が多くでてきます。雰囲気を伝えたり、上に文字をのせたりするような背景画像にもおすすめです。
Light Leaks
=「光漏れ/感光」主に他の写真を加工するためのの素材を見つけることができます。